おかっぱすきっ歯のおませな女の子、ザジが帰ってくる!
ルイ・マルのシュールなスラップスティック、「地下鉄のザジ」が、完全修復ニュープリント版で復活。田舎からおじさんを訪ねてパリに出てきた少女ザジ。一番楽しみにしていた地下鉄がスト中で動いていない。がっかりしているザジに、ロリコンおやじが寄ってくる。ジーンズ買わせて、ムール貝をたらふく食べて、逃げだすザジ。ティールロヴァーの「ひなぎく」みたい。パリの町中でおいかけっこになるふたり。そのうちマネキンみたいに綺麗なおじさんの奥さんや、始終ラブラブしてるカフェのカップル、欲求不満の未亡人などなど、周りの変な大人たちも巻き込んで、一大騒動に。
子どもが主役の映画なのにブラックユーモア満載で、結構セクシージョークもあったりするのがフランスっぽい。ザジからして大人に「真実を言って!」と迫るような、「こんな子親戚にいたら嫌」タイプで、地雷踏みまくり発言を数々するんです(「おじさんはゲイなの?」)。まあ大人のつくりだした幻想っちゃ幻想なんですが・・・
エッフェル塔やセーヌ川遊歩道、モンマルトルにノミの市など、パリの空気を思いっきり味わえるのも魅力的。
さあ、ザジと一緒にパリを駆けめぐりましょう!
★「地下鉄のザジ 完全修復ニュープリント版」今冬上映予定
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