火曜日

「RISE UP 特別先行上映+舞台挨拶!」

遅くなってしまいましたが、先日3日に行われた「RISE UP」の副音声・字幕つき特別上映会のレポートをお送りします。


映画「RISE UP」は、事故で失明した少女・ルイと、パラグライダーに夢中の少年・航が出会い、ぶつかり合いながらも惹かれ合っていく、青春ラブストーリー。


視覚や聴覚の障害をもった方にも映画を楽しんでいただこうと企画された先行上映会には、当日はあいにくの雨の中、たくさんのお客様におこしいただきました。黄色い雨がっぱを着た盲導犬もご来場。「勤務中」と首からふだを下げたりりしい姿に、スタッフ一同めろめろでした。


上映後には監督の中島良さん(26才という若さにどよめきが)視覚障害を持ちながら写真を撮り続ける大平啓朗さんのトークを手話通訳つきの対談形式で。歳が近く、同じ筑波大学の出身という共通点もあってなごやかにトークは進みます。


中島:僕は大学のとき周囲との関係がうまく築けなくて、すごく落ち込んでいた時期があったんです。だからコミュニケーションの問題というのは、映画を撮り始めるきっかけにもなったし、今でも重要なテーマです。この映画の主人公は視覚障害者ですが、パラグライダーに夢中の男の子と出会って、少しずつ変わっていく。その過程というのは誰にも普遍的なことだと思います。


大平:主人公の女の子が知らないおじいさんにさりげない親切をされて、心を開くきっかけになる場面があるじゃないですか。あの場面は僕はすごくよく分かりました。あのエピソードは監督が考えられたんですか?


中島:あれは脚本家の入江さんの案です。入江さんはお父様が視覚障害をお持ちで、実体験に基づくエピソードも多いんだと思います。


大平:僕は見えなくなる前から写真は撮っていたんですけど、見えなくなってからもカメラがきっかけでたくさんの人と関わることができました。カメラもそうだけど、ほんとに些細なことで人って変われるんですよね。


最後には大平さんが、会場のお客さんみなさんと監督の集合写真を撮ってくださいました。


映画「RISE UP」は12/18まで上映しております。

また、12/12(土)からは、大平さんによる写真展が、!Fギャラリーで開催されますので、こちらもどうぞお立ち寄りください。

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